現行Macの画面サイズを図で比較してみた

Macの画面サイズを図にして並べてみました。図にすることで、それぞれの大きさの違いがより具体的にイメージできるのではないでしょうか。今回は、物理サイズの差、ピクセルサイズの差、さらにスケーリング解像度のデフォルト値の差をそれぞれ比較していきます。
物理サイズの違い
まずは物理サイズの違いです。実際の縦幅、横幅の比較ですね。Apple公式の名称では「13インチMacBook Air」や「16インチMacBook Pro」といった表現をしますが、実際は13.3インチだったり、16.2インチだったり、コンマ数インチ違っていたりします。
ここで見えること
- Studio Displayの横幅は13インチMacBook Airを横に2枚並べたくらい
- 同じ13インチでも、ノッチを採用したMacBook AIr(M2)はちょっとだけ広い

ピクセルサイズの違い
続いてピクセルサイズの違いを図解化しました。物理サイズと見比べると、微妙に違っているのがわかると思います。これはモデルごとに画面のピクセル解像度(ppi=pixel per inch)が違うためです。例えば、MacBook Air(M2)のピクセル解像度は224ppiなのに対して、MacBook Proは254ppi。この違いが、ピクセルサイズの差に影響してきます。
ここで見えること
- MacBook AirとMacBook Proは、物理サイズ以上にピクセルサイズの差が大きい
- デスクトップやAppleディスプレイはノートブックよりもピクセル解像度が少ない。そのため物理サイズに対してピクセルサイズの差は少ない

スケーリング解像度のデフォルト値の違い
ついでにスケーリング解像度(デフォルト値)も比較してみました。「スケーリング解像度って何?」という方は、この後に補足解説を書き留めましたのであわせてご覧ください。
デフォルト値はあくまで初期値であり、それより上の(画面をより広く扱える)設定を選ぶこともできます。いわば、あくまでおすすめ設定の値に過ぎません。とはいえ、個人的にはデフォルト値で使うのが一番快適だと思います。物理サイズが小さいモデルで高いスケーリング解像度を選んでも、メニューとかボタンが小さくなってしまって操作しにくいのでは…というのが僕の印象です。
もちろんその辺りの感覚は人によって変わってきますので、図解も一つの目安としてご覧ください。
ここで見えること
- ノートブックの場合、デフォルトのサイズ比は物理サイズのサイズ比とほぼ等しい
- デスクトップやAppleディスプレイは、デフォルトの解像度がそれほど高くない。そのため、デフォルトで使った時のノートブックとのサイズ比はそれほど(物理サイズほど)変わらない

補足解説(用語解説)
ピクセル解像度
画面のピクセル密度を表す言葉です。ppi(pixel per inch)で表現します。1インチあたりのピクセル数という意味です。ピクセル解像度が高ければ、同じ画面サイズでもより多くのピクセルが表示できます。
スケーリング解像度
Macでは、仕様上のピクセルサイズでユーザインターフェイスを表示するわけではありません。仕様上のピクセルサイズでそのまま画面を表示してしまうと、アイコンやメニューバーの文字がすごく細かくなって見づらくなります。そこでMacでは「スケーリング解像度」という概念を用いて、OS上で別のディスプレイサイズとして扱います。スケーリング解像度はそれぞれのモデルごとに数種類用意されていて、その初期値が「デフォルト値」です。
まとめ
基本的には、物理サイズが広くなればピクセルサイズも広くなって、作業スペースも広くなります。わざわざ図解にするまでもないことかもしれません。
しかし、13インチMacBook Air(M2)と14インチMacBook Proの画面サイズの差は、「わずか1インチ」では片付けられません。そもそも実際の寸法は13.6インチと14.2インチで、その差は0.6インチです。また、ピクセルサイズで比べると、実際の寸法以上に大きな差があります(約118%ほど広くなります)。
ちょっとした違いかもしれませんが、細かく見ていくと結構大きな違いなのではないでしょうか。
図解にしたことで、どなたかのお役に立てば幸いです。
参考(Apple公式サイト)
- 13 /15インチ MacBook Air
- 13インチ MacBook Pro
- 14/16インチ MacBook Pro
- 24インチ iMac
- Studio Display
- Pro Display XDR