PayPay証券で僕が任天堂株を買った理由

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1本の動画で企業に対する思いが変わり、それが投資へとつながる。そんなケースってあるのではないでしょうか。僕が任天堂の株を買った理由がまさにそうだったのです。2018年の春、僕がなぜ任天堂の株を買ったのか、その購入までの心の変化を綴ってみたいと思います。

※2021年2月16日加筆:サービス名称の変更に伴い、記事内のサービス名の記載を変更しました。

かつてのゲーム少年たちへ

僕はこれまで、テレビゲームにどっぷりと浸かった人生を送ってきました。小学生の時にファミコンに出会い、PCエンジン、スーファミ、メガドラと、順々に遊びながら青春時代を過ごしてきました。社会人になってからも、サターンにプレステ、ニンテンドー64など主要なハードをほとんど手に入れ、今に至ってもゲームをやり続けています。僕のこれまでの人生は、まさにテレビゲームの進化と共にあったといえるでしょう。

そんな僕にとって、任天堂はわりと親しみ深い企業の1つでしたが、だからと言って任天堂だけが特別だったわけではありません。好きなゲームタイトルもいくつかありますが、あくまで「数あるゲームメーカーの1つ」に過ぎませんでした。

そんな僕の認識がちょっと変わったのは、2015年9月のこと。リリース前の「ポケモンGo」の予告動画を見た時のことでした。その動画では、親と子が一緒になって自然の中を歩き回り、スマホを片手にゲームを楽しんでいる姿が描かれていました。僕はその動画を見て、なんとも言えない感情の塊が喉の奥から込み上げてきたのです。

フィールドでモンスターを捕獲するというのはポケモンでお馴染みのゲームシステムですが、ポケモンGoではそれを現実世界と見事にリンクさせています。プレイヤーは部屋でテレビにかじりつくのではなく、外を歩き回ることがゲームの楽しさにつながるのです。

このポケモンGoの登場によって、かつてポケモンに親しんだ「かつてのゲーム少年」たちは、自分の子供たちと一緒に街や自然の中を歩き回り、一緒に盛り上がることでしょう。そしてその子どもたち自身もいつか大人になり、きっとその思い出を懐かしむでしょう。あの夏の日、名も知らぬ小さな石碑のそばでカビゴンをゲットしたなあ…と。予告動画を見ながら、僕はそこまで(勝手な)想像を膨らませ、新しいゲームの登場に胸を躍らせました。

実のところ、任天堂自身がどんな思いをポケモンGoに込めていたかはわかりません。ポケモンGoは任天堂だけが作り出したものではなく、ナイアンテックや株式会社ポケモンなど、複数の企業が関わって生まれたものですし、プロジェクトがどのような経緯で生まれ、どのような経緯を経たのかもあまり詳しく知りません。しかし兎にも角にも、僕はその映像を見たときから、任天堂に対して少しだけ特別な感情を抱き始めたのです。

任天堂に感じた「遊ぶ」ことの本質

ただ、僕が任天堂の株を買ったのは、それからもう2、3年ほど後のことです。僕の背中を押したのは、「Nintendo LABO」というゲームタイトルの登場でした。

Nintendo LABOが発売されたのは、2018年4月。Nintendo Switchとダンボールを組み合わせて遊ぶという、まったく新しい試みのゲームでした。段ボールを組み立てる、そこにコントローラを差し込んでゲームをする、そして、自分が作ったものがどういうカラクリで動いているのかを調べる、このすべての工程を遊びに昇華させているのがNintendo LABOでした。単にテレビゲームをするだけでなく、手を動かして何かを作ることや、作ったものからの発見や学びを得ることまで含めて、その全部が遊びであり喜びであるという価値観を打ち出した商品でした。「遊ぶ」ということの本質をトコトンまで突き詰めなければ、この商品は生まれてこなかったのではないかと思います。

僕はこのゲームの登場を知って、ポケモンGoの予告動画を見た時のような感情が再び喉元に上がってくるのを感じました。この企業の「ゲーム」や「遊び」に対する向き合い方を素晴らしいと感じましたし、そこから生まれてくる商品は、きっと子どもたちにたくさんのものをもたらしてくれると確信しました。単なる楽しさだけでなく、探究心とか、手作りの喜びとか。

僕は、この企業がこの先もきっと成長を続けていくだろうと期待しましたし、なによりも、元気に成長し続けていってほしいと思いました。僕が任天堂の株を買ったのは、素直に応援したいという気持ちに突き動かされたからなのです。

正直、株を買うときは「今買うのは得策ではないかも…」という疑いの念もありました。Nintendo LABOが発売になる前、すでにポケモンGoのヒットによってずいぶんと値上がりしていたからです。Nintendo LABOがさらに株価を押し上げるという期待は持っていませんでしたし、むしろ全然ヒットせずに株価が下がるんじゃないか…と危惧していました。そしてその危惧は的中し、買ってからしばらく下り坂が続いてしまったのです。

とはいえ、僕はそれほど後悔していませんでした。「自分の応援したい企業に投資にする」というのが僕の信条だったからです。また、元々米国株を中心に取引をしていて、短期ではなく長期で同じ銘柄を持ち続けるスタイルだったこともあり、下がっていても手放さずにずっと持ち続けていました。

その時に買った任天堂株は、今も持ち続けています。株価は買った時から1.3倍ほど上がりましたが、特に売却の予定は立てていません。売り時も考えなきゃいけないな…とは思っているのですが、これから徐々に自分の中でのルールを固めていこうと思います。

任天堂株の購入に大金はいらない

ところで任天堂の株価は、本記事執筆時点で約6万5000円ほどです。日本株は多くの場合100株を1単位で売買するため、通常の方法だと650万円の元手が必要になります。しかしPayPay証券なら、そんなに大きな元手を用意しなくても取引ができます。PayPay証券は、株価に関わらず1000円から株を購入できるサービスで、例えば1000円で買った株の株価が1.3倍になれば1300円になるという寸法です。

株価を気にせずに気に入った銘柄を買えるので、僕のような「応援したい企業に投資したい」という考え方で株を買う人にはピッタリなのではないでしょうか。

また、1000円単位で好きな金額を投資できるのもポイントです。株価に迷わされず、自分の投資資金に合ったトレードができるというわけです。あまり元手をかけられないけれど株取引を始めてみたいと思っている人は、PayPay証券について調べてみるといいと思います。このサイトでもPayPay証券について記事をいくつか掲載していますので、興味を持った方はぜひご覧ください。

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