編集者・小平淳一の共有ノート編集者&ライター。デジタルライフやクリエイティブに関する日々の発見を綴っていきます。 About me

その利益、ずっとPayPay証券に置いといていいの?

PayPay証券で少しずつ株を買い増していって、利益も少しずつ増えてきた。でも、ずっとそのままPayPay証券で投資を続けていてもいいのでしょうか。僕は最近、ある程度貯まってきたら、他の株トレードサービスに資産を移したほうがいいのではないか…と思うようになってきました。
 
※2021年2月16日加筆:サービス名称の変更に伴い、記事内のサービス名の記載を変更しました。スクリーンショットなどは執筆当時のままです。
 

PayPay証券ではリスク回避ができない

  
PayPay証券の米国株で少しずつ利益が出てきましたが、このままPayPay証券に置きっぱなしにしておいていいのか疑問が湧いてきました。
 
その理由は、PayPay証券に損切りの設定がないためです。持っている株が、何かの理由で突然値下がりしていったとき、PayPay証券は何もしてくれません。米国株が動くのは、日本だと深夜から朝方にかけて。ある朝起きて株価をチェックしたら、株価が大暴落して資産が半分になっていた…なんて事態も起こり得るのです。
 
PayPay証券から投資を始めた人はピンとこないかもしれませんが、米国株であれ日本株であれ、多くの株トレードサービスでは「損切り」の設定ができるようになっています。任意で金額を設定しておいて、それより株価が下がったときは自動的に決済することで、それ以上の損失を抑えることができるというわけです。
 
リスク管理のためには、そういうことができるサービスに資産を移動しておかなきゃイカンな、という思いが強くなり、最近はPayPay証券で保持していた株のいくつかを決済して出金(払い出し)することにしました。僕の場合、すでにマネックス証券の外国株口座を開いているので、そこに移動して株を買い直そうというわけです。
 

資産移動のロスを抑えたい

 
問題は、その資金移動でどれだけ金銭的なロスが発生するか、そしてそれをどこまで抑えられるかです。
 
まず、PayPay証券で株を売却するのにかかるコストは、売却価格の0.5%(米国の本市場開場時間帯)と決まっています。米国市場が閉まっている時間帯は0.7%になるので、時間帯を間違えずに決済することでロスを抑えられます。
 
次に、株を手放して手に入れた現金を、自分の銀行口座に出金します。出金先の口座がどの銀行かで出金手数料は変わってきますが、多分みずほ銀行が一番安いようです。試してみたところ、19万円の出金指示を出したとき、みずほ銀行なら216円、スルガ銀行を指定したら378円でした。出金指示をすると、手数料が差し引かれた金額が口座に入ります。
 
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みずほ銀行に出金する場合
 
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スルガ銀行に出金する場合
 
続いては、銀行口座からマネックス証券に資産を移動します。マネックス証券への入金手数料が安い銀行口座はどこかというと、これもやっぱりみずほ銀行。みずほ銀行の口座からマネックス証券に入金するとき、「即時入金サービス」というものを使うと、入金手数料が無料になるのです。即時入金サービスを利用できる銀行はみずほ銀行以外にもいくつかありますが、PayPay証券からの資産移動に関しては、みずほ銀行を使うのが一番ロスが少ないことに変わりはありません。
 
僕はみずほ銀行の口座を持っていなかったので、これを機に開設しました。
 

意外な落とし穴「タイムロス」

 
さて、下調べも準備も整って、いざ資金移動! …と思ったら、困ったことが発生。PayPay証券で株を売却して得た現金は、3〜4営業日ほど過ぎないと出金できないのです。どうやらこれはPayPay証券に限ったことではなく、多くのトレードサービス共通の仕様のようです。
 
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例えば月曜の夜(火曜未明)に株を売却して、出金できるのは金曜日くらい? それからマネックス証券に入金して、米国株口座に移して、株を買い直して…とやっていたら、1週間後くらいになってしまいそう。その間に株価も変動するし、ドル円の為替レートもずいぶん変わってしまう可能性があります。場合によっては、そのタイムラグか大きな金銭的ロスになる場合も…。
 
資産移動って、なかなか大変です。
 

それでもPayPay証券は手放せない

 
ここまで読んで、「だったら最初からマネックス証券で米国株を買えばいいのでは? PayPay証券での投資は避けたほうがいい?」と思った人もいるかもしれません。
 
しかし、僕にとって、PayPay証券は未だに利用し続ける価値のあるサービスだといえます。その理由は、やっぱり少額からでも株が買えるからです。例えば米Amazonの株価は、この記事を書いている時点でおよそ1500ドル。日本円で約16万円です。通常の株トレードサービスでは、16万円を用意しないと1株もAmazon株を手に入れられないのです。16万円をまとめて用意するというのは、僕の懐事情ではなかなか難しい話です。
 
そこで、こういった高額な株価の株は、PayPay証券で少しずつ買い増ししながら利益を増やしていき、利益分と買い増し分を合わせてある程度の金額までまとまったら資金移動する。そんな運用方法がいいのではないかと思っています。

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