iPadの画面サイズの違いを図で比較してみた(2024年10月版)

iPhone&iPad

現行iPadの画面サイズを図にして並べてみました。図にすることで、大きさの違いがより具体的にイメージできるのではないでしょうか。単に物理的なサイズの差だけでなく、ピクセルサイズの差も図で比較することで、見えてくるものがあると思います。製品選びの参考になさってください。

iPadの画面サイズは作業効率に影響する

比較の前提として、iPadの画面サイズの違いがどんな影響をもたらすかを説明しましょう。この記事をご覧の方の中には、「画面が大きいほうが画像やゲーム画面が大きく見えて迫力が増すでしょ」とだけ考えている方もいるかもしれません。もちろんそれも間違いではありませんが、それだけではないのです。

ゲームなど固定レイアウトのアプリの場合、iPadの画面サイズが違っても表示される内容に違いはありません。同じレイアウトのまま、表示が拡大されるだけです。しかし、固定レイアウトではない「可変レイアウト」のアプリの場合は、画面サイズによって表示内容が変わってきます。

例えば、SafariなどのWebブラウザは、大きな画面の方が一度に表示される範囲が広くなります。また、イラスト作成ソフトなどは、画面が広いとより多くのパネルを表示できます。特に「CLIP STUDIO PAINT」や「アイビスペイントX」「MediBang Paint」など、表示パネルの多いイラスト作成アプリの場合、画面サイズの差が作業効率に大きく影響します。

Teoh Yi Chieさんの動画では、11インチiPad Proと12.9インチiPad Proを比較し、イラスト作成アプリで見え方がどう違うかを解説しています。動画の後半でMediBang Paintの画面を表示していますが、パネルの表示範囲に違いがあるのがよくわかると思います。

もちろんこれはイラスト作成アプリだけでなく、映像編集アプリや音楽編集アプリでも当てはまります。クリエイティブでもビジネスワークでも、ほとんどすべての作業で影響をもたらすといっていいでしょう。

画面サイズによる影響

  • 固定レイアウトのアプリでは、純粋に見た目の大きさが変わる
  • 可変レイアウトのアプリでは、画面サイズで表示範囲が変わる
  • Sprit Viewで2つのアプリを並べたときも、画面の大きいほうが見やすく、表示範囲も広い

物理的なサイズの違い

それでは、いよいよ比較していきましょう。まず、物理的な画面サイズの違いを図にしてみました。一番小さなiPad miniと比較することで、モデルごとの違いが伝わるのではないかと思います。

Appleでは、わかりやすく「11インチiPad Air」などと呼んでいますが、厳密にいうと10.86インチだったりと、呼び方と実際のスクリーンサイズがわずかに違うことがあります。注意しましょう。

ここで見えること

  • 11インチのiPad AirとiPad Proは、わずかに画面サイズが異なる
  • 13インチのiPad AirとiPad Proも、わずかに画面サイズが異なる
  • iPad(第10世代)と11インチiPad Airは、画面サイズが同じ

iPadの画面の物理サイズ一覧

  • iPad mini(A17 Pro):8.3インチ
  • iPad(第10世代):10.86インチ
  • 11インチiPad Air(M2):10.86インチ
  • 13インチiPad Air(M2):12.9インチ
  • 11インチiPad Pro(M4):11.1インチ
  • 13インチiPad Air(M4):13インチ

ピクセルサイズによる大きさの違い

次に、ピクセルサイズで画面の大きさを比べてみましょう。現行のiPadは、iPad miniだけが326ppiというピクセル解像度で、それ以外のモデルは264ppiになっています。つまり、iPad miniは、ほかのiPadよりピクセルが細かいということです。

そのため、ピクセルサイズで比較すると、iPad miniとほかのモデルとの間で、物理的なサイズほどの差が感じられなくなります。

ここで見えること

  • iPad miniは、iPad(第10世代)や11インチiPad Air/Proと比べピクセルサイズであまり差がない
  • iPad mini以外のiPadはすべて同じ264ppiなので、物理的な画面サイズの差がそのままピクセルサイズの差になる

iPadの画面のピクセルサイズ一覧

  • iPad mini(A17 Pro):2,266×1,488ピクセル(326ppi)
  • iPad(第10世代):2,360×1,640ピクセル(264ppi)
  • 11インチiPad Air(M2):2,360×1,640ピクセル(264ppi)
  • 13インチiPad Air(M2):2,732×2,048ピクセル(264ppi)
  • 11インチiPad Pro(M4):2,420×1,668ピクセル(264ppi)
  • 13インチiPad Air(M4):2,752×2,064ピクセル(264ppi)

まとめ

iPadは、画面サイズの大きいほうが作業効率がいいというのは間違いありません。しかし、物理的なサイズが大きくなるほど、持ち運びのしやすさが犠牲になります。どちらを重視するかは、自分がiPadをどのように使うかで変わってくるでしょう。

また、iPad miniはほかのモデルよりもピクセル解像度が高く、ピクセルサイズで開くするとほかのiPadにそれほど引けをとりません。しかし、ピクセルが細かいiPad miniは、ほかのiPadよりもタップ操作に精度が求められます。人によっては、それがデメリットに感じるかもしれません。

ここに掲載した図を参考にしつつ、さまざまな観点で自分にぴったりのiPadを選んでみてください。

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