CCLibraryとCCXProcessの正体と暴走の対処法

Mac

OS X El CapitanでAdobe Creative Cloudをアップデートした後、「CCLibrary」と「CCXProcess」というプロセスが暴走するという状況に見舞われました。この暫定的な対処法を書き留めておきます。

Creative Cloudのバックグラウンドプロセス

CCLibraryとCCXProcessというプロセスは、Adobe Creative Cloudで使用しているバックグラウンドプロセスです。

これらのプロセスが暴走した人は、どうやら僕以外にもいたみたいです。この記事を書いた頃は、AdobeのコミュニティーフォーラムをはじめWebサイトのあちこちで賑わっていました。僕自身は「しばらくすればアップデートが出て解決するかな」と思って数日放っておいたのですが、使っているとどうにも我慢できず、ついに対処法を探すことに。

Adobeもこの問題は認識していて、公式のサポートコミュニティに記事も掲載されています。

【お知らせ】Creative Cloud デスクトップアプリケーションアップデート後のトラブルにつきまして

公式見解としては、「暫定的な対応としてアプリケーションをアンインストールしてください」とありますが、それでは仕事ができません。

ccxprocess問題のファイルをリネームして対応

そこで、さらに情報を探ったところ、該当の「CCLibrary.app」と「CCXProcess.app」を圧縮しちゃえば?という記事にたどり着きました。

そこで一瞬考えて、「待てよ? 圧縮すると動かないということは、もしかしてファイル名を変えるだけでも動かなくなるのでは…」という仮定に至り、試してみることにしました。

結果として、名前を変えてからはピッタリと暴走が止まったようです。名前を変えるだけなら、ファイルの圧縮よりも操作が簡単です。

なお、リネーム前には「アクティビティモニタ」で該当プロセスを終了しておくのがオススメです。

該当ファイルは下記の場所にあります。

  • アプリケーション/ユーテリィティ/Adobe Creative Cloud/CCXProcess/CCXProcess.app
  • アプリケーション/ユーテリィティ/Adobe Creative Cloud/CCLibrary/CCLibrary.app
cclibrary01

僕はこんな感じで、とりあえずアタマにアンダーバーをつけてみました。

ただしこの方法、CCLibrary.appとCCXProcess.appがどんな動きをしているのかもわかりませんし、リネームしたことで別の不具合を引き起こす可能性もあります。それでも「どうしても我慢できない!」という人は、試す価値があると思います。

同様の対策を取るときは、あくまで自己責任でお願いします。

(2023.6月追記)

上記リンク(サポートコミュニティ)によると、一度アプリケーションをインストールしたあとに修正版をインストールするよう案内しています。多くの場合これで解決するのではないかと思います。なお、僕の現在の環境(macOS Ventura)では、CCLibraryやCCXProcessというプロセスは動作していません。いつのタイミングでなくなったのかは不明です。

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