MinZ Tote Book for MacBookレビュー。シンプルながら自分好みに育てる楽しみがある

Digital Life

バッグ選びは難しい。今までいろいろなバッグを買ってきたけれど、いまだに正解にたどり着けません。例えばビジネスバッグ。ビジネスの場になじむ落ち着きや品の良さは欲しい。でも、それだけでは少しつまらない……。そんな私が今、「暫定トップ」と感じているバッグが「MinZ Tote Book for MacBook」です。

※本記事はメーカーから製品提供を受けています。提供にあたっては、私自身がレビューしたい製品として「MinZ Tote Book for MacBook」を希望しました。

求めているのはビジネストート

「暫定」なんて書くと、ちょっと弱腰な物言いに感じるかもしれません。しかし、これにはちゃんとした理由があるのです。その辺りを詳しく話す前に、まずは私がバッグに求める条件について話しておきましょう。

私は長野県に住んでいるフリーランスの編集者・ライターです。電車通勤もなく、移動はもっぱら車か新幹線。そんな私が持ち歩きたいビジネスバッグは、リュックタイプや肩ベルトのある2WAYタイプではなく、シンプルなトートタイプでした。

そんな私にとって、この「MinZ Tote Book for MacBook」はちょうどいい選択肢だと思います。手提げベルトの長さを調節すれば肩にかけることもでき、シンプルさと持ち運びやすさを両立できている点が気に入っています。

シンプルなトートタイプ。個人的には、こういうタイプが気に入っています。

知る人ぞ知るこだわり

デザインは黒を基調とした落ち着いたもので、ビジネスシーンにもカジュアルにも違和感なくなじみます。表面素材は斜めの格子テクスチャがさりげなく入る「X-Pac」という素材。アウトドアグッズでもよく採用される、高耐久・高撥水の素材です。知っている人が見たら、「お、こだわってるな」と思われそう。

表面素材のX-Pacは、アウトドアグッズなどでもよく使われている高耐水・高耐久の素材です。斜めに入った格子テクスチャが特徴的。

また、ナイロン帯が等間隔で縫い付けられているのがデザインのアクセントになっていますが、これは「PALSウェビング」という仕様。米軍のバックパックや上着(タクティカルベスト)などで採用されていて、さまざまな装備品を自由に配置できる仕組みです。これもミリタリー通の人だけが「おっ?」と思う、さりげないこだわりになっています。

片面にはナイロンの帯が一定間隔で縫い込まれている「PALSウェビング」がついています。これは、米軍のバックパックや上着(タクティカルベスト)などに採用されている仕組み。

ちょっと大きめのサイズ感も、今の私のワークスタイルにちょうどいい感じです。東京出張に行くと大型書店に寄って、つい5、6冊ぐらい本をまとめ買いしてしまうのですが、そんなときでも、このバッグの容量なら安心です。

容量も十分。マチも15cmと広めです。個人的には一泊出張くらいならこれで十分。下着とTシャツが入ればいいのです。

PC用スペースには仕切りがあって、MacBook ProとiPadを分けて収納できます。側面はもちろん底面にも十分なクッションがあって、衝撃に対しても安心できそうです。

PC用ポケットは、中に仕切りが入っているのが便利。MacBook ProとiPadをそれぞれ個別に守れます。

収納性能で言うと、内ポケットも十分な大きさを備えています。しかも3つに分かれていて、ケーブルやPC周りの小物が散らかりにくいのも便利なポイント。PCやガジェットの持ち歩きが多い私にはピッタリです。

内ポケットは3つに分かれているため、たくさんのアクセサリやケーブル類を入れても中で絡まる心配がありません。

「暫定」が取れる瞬間

とはいえ、一方で、ちょっと物足りなさを感じていた部分もあります。「黒を基調とした」と書いたけれど、上から下まで真っ黒すぎて、正直ちょっと野暮ったい。デザインだけで見たら、もっと好みのものが見つかるんじゃないかな、と内心思っていました。

そんな中、ふと側面にあるベルクロに目が留まりました。「お気に入りのワッペンを貼ってね」という用途で設けられたスペースです。ミリタリージャケットなどにはベルクロの部分があって、ワッペンを貼れるようになっています。たとえば、所属部隊章とか国旗とか。このバッグもそのノリが採用されているというわけです。

試しに、好みに合いそうなワッペンをネットで探して貼り付けてみました。すると、アクセントカラーがついてちょっと華やかになり、さらに「ゲーム好き」という自分のキャラクターもアピールできた気がします。

ベルクロがあって、ベルクロタイプのワッペンを簡単に貼り付けられます。「MinZ」のワッペンは最初からついていたもの。

ついでに、PALSウェビングも活かそうと思って、これまたネットでドリンクホルダーも探して購入しました。このバッグにはペットボトルを入れるのにちょうどいいサイドポケットが備え付けられているのですが、ファスナーを開け閉めせずに簡単に使えるポーチ的なものが欲しいと思って追加しました。飲み物だけじゃなく、iPhoneを差し込んでおくのも便利です。

両端にファスナーがあり、ペットボトルなどを入れておけます。もしペットボトルが結露しても、中の書類が濡れる心配はありません。
PALSウェビングを活かすために、ドリンクホルダーも買ってつけてみました。取材や打ち合わせで、ペットボトル飲料をもらうことがよくあるんですよね。

冒頭で「暫定」と言った理由は、まさにこうしたカスタマイズ性にあります。もっと気に入ったワッペンを見つけられるかもしれないし、別のポーチをつけたりするかもしれない。そうやって少しずつ手をかけていくことで、暫定的な存在から自分だけの「ベスト・バッグ」に仕上がっていきそうな気がするのです。

素材も丈夫だし、じっくり手をかけながら使い続けようと思います。

ビジネスでもカジュアルでもなじみやすいと感じました。ジーンズやチノパンにジャケットといった服装にも合わせやすいと思います。
手提げ紐の長さは調整できます。
手提げ紐の長さをゆったりめにすれば、肩から下げることもできます。
インナーのナイロン素材は、これまたアウトドア製品でよく使われている高耐久素材のリップストップナイロン。内側にも上質感があります。
ファスナー周りの防水性もしっかりしていて、決して安っぽいつくりではありません。
重さを実際に測ったところ、公称約780グラムに対して825グラムほどでした。とはいえ、体感的には大きさの割に軽い印象です。ファスナーを除いて金具がなく、革も使っていないので、この軽さが実現できているのだと思います。

MinZ Tote Book for MacBookは、TokyoToolで発売中です。価格は本記事執筆時点で2万2000円(税込2万4200円)です。

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