Touch IDが効かなくて、諸行無常を思い知る

Digital Life

MacBook ProのTouch IDが、また効かなくなってきました。1、2カ月にも同じことがあって、わざわざ登録し直したのに。

補足すると、Touch IDというのは、Apple製品でいう指紋認証機能のこと。かつてiPhoneやiPadで採用され、今ではMacにも搭載されています。スリープから解除したり、App Storeでアプリを購入するとき、キーボードの右上にあるセンサに指を当てて認証します。

さて、そのTouch IDが効かなくなったのはなぜだろう?と人差し指を観察すると、なんだか指紋が薄くなっているような気がします。もしかして、加齢によって指紋がすり減ったのか……。

インターネットで情報を漁ってみましたが、年齢で指紋が薄くなるのかどうかは、はっきりしませんでした。ただ、ぼくの場合は、冬の手荒れがひどくて指の皮が剥けたりするので、その影響が大きいのかもしれません。

また、指先をしげしげと眺めていると、指紋とは別の細かなシワが増えているのにも気づきました。指紋を一閃するような細かなシワが、大小合わせて5、6本。断言はできませんが、これも冬の手荒れの影響かもしれません。

いずれにしても、ぼくの愛機は、今の僕の指を主人のものだとは認めてくれないようです。たった1、2カ月前のことなのに。「指紋は一生変わらない」とは言いますが、少なくともTouch IDから見れば、同じものとは認識できなくなったのでしょう。

結局、変わらないものなんて、この世にはないのかもしれません。

改めて言葉にするのも薄っぺらいようなフレーズですが、こんなちょっとしたトラブルをきっかけに、改めて「自分ごと」として、いろいろな思いに飛び火していきました。

最近は、ChatGPTなどAIを活用したテクノロジーの飛躍が著しく、今自分が糧としている執筆業も、この先どうなっていくかわかりません。また、細々と続けている投資に関しても、さまざまな世界情勢の変化で流れがバッサリと変わってしまいます。鉄板のセオリーだって、ある日突然通用しなくなるのです。まあ、投資に関しては、幸いこれまで大損もしなかったし、逆に大儲けもできていないけれど……。

では、どうしたらいいか? その答えを探すと、「常に変わり続けられる自分であれ」などという、これまた言葉にすると気恥ずかしいフレーズが浮かんできます。

心掛けとしては、新しい知識を吸収することに前向きでいたいし、未知のものに対して積極的に取り組んでいきたいと思っています。新しいものには、軽薄なぐらいでいい。

しかし、そうは思っていても、日々の暮らしの中では、遠出をしたり、映画やゲームなど新しくて刺激的なコンテンツに触れるのがつい億劫に感じて、手を出さないまま時間が流れてしまったりします。

「いかんいかん、面倒くさがるな。自分をアップデートしないと。やったほうがいいと思ったことはすぐやろう」。そう自分を奮い立たせて、今、何ができるか探してみました。とりあえずは、Touch IDの指紋を登録し直すことにします。今度は何カ月持つんだろう。面倒だから長持ちしてくれるといいんだけどなぁ……。

Photo by Keenan Constance on Unsplash

タイトルとURLをコピーしました