クラウド請求書はマネーフォワードで。さらばExcel

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マネーフォワード クラウド請求書を使い始める前、請求書は全部Microsoft Excelでつくっていました。しかし、それだと請求書と経理処理がリンクせず、別途売り上げを集計する手間が発生してしまいます。マネーフォワード クラウド請求書を使うことで、そんな余計な作業が一切なくなりました。

Excelの請求書では売り上げ管理ができない

2021年の4月から、正式にフリーランスとして開業しました。当時は個人事業主になりたてでわからないことだらけでしたが、中でも悩ましいのがお金の管理ででした。

それまで僕は、副業として給料とは別に収入を得ていました。売り上げや経費の管理は非常に適当で、確定申告のときに慌てて計算するような状態だったのです。しかし、フリーランスになったからにはいい加減なスタイルは卒業して、こまめなお金の管理を始めようと思うようになりました。

その一環として手始めに行ったのが「請求書のクラウド化」だったのです。

それまで、僕は、すべてExcelで請求書をつくっていました。でもそれだと、請求書の作成と売り上げの管理は別で行う必要が出てきます。請求書に書いた請求金額を別の書類に転記するのは二度手間ですし、入力ミスが出てしまうかもしれません。

そこで、こうした問題を解決してくれる請求書作成サービスを探すことにしました。

馴染みのあるブランドのマネーフォワード

「クラウド 請求書」で検索すると、たくさんのサービスが出てきます。サービスによって料金や機能は違うと思いますが、僕が選んだのは「マネーフォワード(MoneyForward) クラウド請求書 」でした。

選んだ理由は、「マネーフォワードというブランドに馴染みがあった」という点が大きいと思います。

僕はもともと資産管理サービスの「マネーフォワード ME」のプレミアムプランや、確定申告サービスの「マネーフォワード 確定申告」を利用していて、それらのツールが便利で使いやすいと感じていたのです。

ちなみに、僕が利用しているのは「パーソナルプラン」というプランです。料金は、年額払いで11,760円(1カ月980円相当)。月額払いだと1,280円です(執筆時点のものです)。ほかにもいくつかプランがありますが、僕は、取引先登録数が無制限である点や、レポート機能が充実している点などを重視してパーソナルプランを選びました。

プランによる機能の違いはこちら で確認できます。

やっぱり請求書はクラウドが便利

マネーフォワード クラウド請求書を使って良いと感じた点をリストアップしてみましょう。

僕が感じた魅力

  • レポート機能で売り上げを自動集計してくれる
  • 棒グラフで月ごとの推移がわかる
  • クライアントごとの売り上げを把握しやすい
  • 請求書の書式はある程度自由度がある
  • 見積書もつくれる
  • つくった見積書を簡単に請求書に変換できる

このうち、特に便利だと思ったのがレポート機能です。月別の売り上げ確認は他のクラウド請求書サービスや会計サービスでもできると思いますが、なにしろ今まではExcelで全部やっていたので、それが簡単に集計できるだけでもありがたいです。

マネーフォワードクラウド請求書のレポート画面
モザイクだらけでごめんなさい…。

合計額を見ることで、自分がどれだけ頑張ったか一目瞭然でわかります。僕の仕事は月による売り上げの変動が結構あり、頑張ったらそれだけ売り上げが上がります。月毎に棒グラフで示してくれることで、仕事に励みになるのです。

それに、取引先やタグ別に集計してくれる機能も便利です。僕の場合、複数の出版社、複数のメディアと取引があるのですが、メディアごとにタグをつけて管理していくと年間の売り上げを把握しやすくなります。

マネーフォワード請求書の書式は柔軟に変更できる

あと、Excelと違って書式を柔軟に変えられないのでは…という不安もありましたが、使ってみると特に不都合はありませんでした。確かにマネーフォワード クラウド請求書は、Excelと違って自由にレイアウトを作成できるわけではありません。用意されているフォーマットから選んで使うため、基本的な体裁は決まっています。でも、そのフォーマット自体の完成度が高いし、柔軟性もあるので、困ることはそれほどないのです。

例えば僕の場合、ある取引先では「請求書」ではなく「請求書兼納品書」という題名にする必要があるのですが、その変更も簡単にできました。また、取引先のルールで発注ナンバーというものを記載する必要があるのですが、それも備考欄に記入することで解決しました。

マネーフォワードクラウド請求書のテンプレート選択画面

使い方がわかると、作成の手間はExcelより簡単です。品名や金額の入力はわかりやすく簡単で、Webアプリケーションとしてのレスポンスも良く快適です。また、前月に作った請求書を複製して今月に活かすことができるため、省力化もできます。

パーソナルプランのメリット

僕の利用している「パーソナル」プランだと、毎月の自動作成機能もあるようです。自動作成機能はまだ試していませんが、定額の売り上げに関しては利用してみたいと思います。

また、パーソナルプランでは、取引先が無制限に登録できます。ライトプランだと15件までという制限がありますが、これだと少々心許ない気がします。たまに依頼が来る取引先を合わせると、僕の場合は15件を超えてしまいますから。その点パーソナルプランは登録数の上限がなく、不安・不満を感じることなく利用できます。

クラウド確定申告との連携もうれしい

マネーフォワード クラウド請求書は、マネーフォワード会計・確定申告との連携機能もあります。すでに何度か確定申告業務を行いましたが、今ではマネーフォワード クラウド請求書と確定申告ツールとの連携は欠かせないものになっています。

マネーフォワード クラウド請求書で作成した請求書は、そのまま確定申告ツールに読み込むことができます。取引先や金額、源泉徴収額などが自動的に読み込まれるので、いちいち手入力する手間が丸ごと省けます。

さらに今後はインボイス制度なども始まるので、クラウド請求書→確定申告ツールとの連携は、なくてはならないものになりそうです。

マネーフォワード クラウド請求書は有料のサービスですが、ある程度の売り上げがある人であれば、自信を持って利用をおすすめできます。面倒な請求書発行作業や毎月の売り上げ管理が圧倒的に楽になると思います。

Thumbnail photo by Fernando Santander on Unsplash

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